モリモリ博士のソーラン教室

本ブログは学校教員向けです!児童/生徒さんへソーラン節を教える際の踊りのコツやソーラン節の歴史的背景などを紹介します!

「ソーラン節」をエンターテイメントする男

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ソーラン節を本気で踊る男・モリモリ博士

第一章   はじめに

第一節              人生を変えたソーラン-SORAN-

「どっこいしょ〜、どっこいしょ!ソーラン、ソーラン!」

北海道民謡ソーラン節。

日本国内でソーラン節を知らない人はいるのでしょうか。

それほど国民に普及している民謡がソーラン節です。

 

私の人生はこのソーラン節によって開かれ、

大きな波、小さな波を繰り返し超えて行きながら、

今日まで生きてきました。

 

はじめまして。

私の名前は、守屋俊甫(もりやしゅんすけ)と申します。

このブログや、YouTubeでは、モリモリ博士と名乗っています。

 

冒頭でも述べましたが、

私はソーラン節によって人生が変わり、

ソーラン節によって多くの感動を与えられた人間です。

 

どうしてもここまで言い切れるかと言うと、

ソーラン節を踊れば踊るほど、

たくさんの感動を手に入れられているからです。

 

踊ることで、たくさんの方に出逢い、ご縁をいただき、

そして次なるご縁をつないでいただく。

 

踊れば踊るほど、ソーラン節を好きになってくれる仲間が増えていく。

ソーラン節が作ってくれる感動体験は、私の人生のエネルギーなのです。

 

第二節              ソーラン博士という生き方

私は現在、

筑波大学人間総合科学研究科

体育学専攻内科系スポーツ医学研究室

に在籍しています。

 

筑波大学大学院へ入った目的は、

「ソーラン節を研究する」ためでした。

 

なぜ大学院まで入学し、

私がソーラン節を研究するのか。

 

その理由は、

“科学的根拠に基づいた

「ソーラン節の体力および健康に関する」研究が

非常に少なかったから”です。

 

私の経験則上、ソーラン節は、

多くの人を笑顔に、かつ元気にさせてくれます。

 

年齢も関係なく、子どもから高齢者まで踊られています。

そして、多世代をつなぐ踊りとして全国的に普及しています。

 

しかしながら、研究分野において、

学校教材としてのソーラン節の研究や、

社会学的なソーラン節に関連するお祭りの研究は

いくつか存在してはいますが、

 

体力や健康に着目した研究は非常に少ないのが現状です。

例えば、稚内北星大学の侘美らの研究によると、

 

「体力科学面」からの再検討である。発達段階の中学生にとっては、「ウサギ跳び」をさせているような時代錯誤と思われる節がないわけではない。「伝統芸能の保存」と「運動科学的観点から見た非科学性」をどのように融合させるかも今後の再検討する必要がある。突発的な事故やケガの防止につなげていく共通了解を作る必要があると推察される。(侘美俊輔ら,2016)また、「南中ソーラン」の「踊りそのもの」に着目した動作学、振付の解釈学的な研究、体育学、踊りとしての視野にとらわれない「南中ソーラン」への学際的、継続的なアプローチが必要となってくるであろう。(侘美俊輔ら,2016)

(引用文中では、ソーラン節ではなく「南中ソーラン」と表記しています)

 

 

とあるように、ソーラン節に関する体力科学、

動作学側面での研究に課題を感じており、

今後の研究発展が必要だと述べています。

 

まだ未開の研究分野であり、

私の人生を変えてくれたソーラン節だからこそ、

私がやらねば誰がやる!

という想いで、私は研究の道に入りました。

 

研究者としてはまだまだ未熟ではあるのですが、

将来的にはソーラン節を科学的に研究している

第一人者という生き方を確立し、

日本および世界中でソーラン節を

踊っている人々が喜ぶ研究をしていこうと決めています。

 

それが「モリモリ博士」という生き方なのです。 

 

第三節              ソロで魅せるソーランの舞

 私にはこだわりがあります。

それは、ソーラン節をソロで魅せ続けるということ。

 

きっと多くの方がソーラン節と聞いて想像するのは、

小学校の運動会で学年ごとに踊る姿だったり、

お祭りで衣装を着て踊っているチームの姿

であったりするのではないでしょうか。

 

私自身、大学生時代にチームで踊ることを経験してきたので、

基本的には集団で踊ってきました。

 

しかし、いつしかソーラン節を指導する場面が増え、

見本として一人で踊るようになってきました。

 

「本氣で踊る姿を観て欲しい」

「ソーラン節への熱い想いを感じて欲しい」

 

そう思いながら、

ソロで踊ることを繰り返しているうちに、

私はある種の快感を覚えてきました。

 

観ている人の目を釘付けにできることはとても気持ちいいのです。

 

ナルシストのように聞こえるかもしれませんが、

私はきっとナルシストであり、

生粋のエンターテイナーなのです。

 

だからこそ、日本で誰も挑戦したことのない、

ソーラン節のプロフェッショナルソロダンサーとして、

感動を与えられる舞を届けていこうと決意しました。

 

さて、私のことを一言で表すと、

「ソーラン節で人生が変わり、ソーラン節を生涯かけて研究し続け、ソーラン節をプロフェショナルとして踊る男」

です。

 

続く、第2章以降では、

私がソーラン節を踊り始めてからの10年間を振り返ります。

 

「ソーラン節×●●●」をテーマに、

ソーラン節がどのようなエンターテイメントとして展開しているか、

人々に感動を与えているのかを記載していきます。

 

また、日本全国のソーラン節を踊る小・中学生や先生たち、

YOSAKOIソーランチームに所属している踊り子さんたち、

 

運動指導者・介護予防指導員として

健康増進・介護予防現場で活躍している皆様が、

 

読んで“やってみよう!”と思えるあらゆる工夫も盛り込まれています。

 

あまりソーラン節に馴染みのない方々も、

最後までお読みいただければ、

きっとソーラン節が好きになるはずです。

 

本ブログに出逢ってくださったことに心より感謝申し上げます。

今後の連載をお楽しみください。

 

YouTubeチャンネル: 

https://cutt.ly/1ruNCN5

 

南中ソーラン動画:


【MV】南中ソーラン/伊藤多喜雄(A traditional Japanese dance soran-bushi)【in JAXA】