モリモリ博士のソーラン教室

本ブログは学校教員向けです!児童/生徒さんへソーラン節を教える際の踊りのコツやソーラン節の歴史的背景などを紹介します!

運動会・体育祭で必見!ソーラン節を踊るコツ5選!

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運動会・体育祭でソーラン節を踊る学校にオススメしたい!

先生や子どもたちが絶対に意識するべき踊るコツを5つ紹介します! 

1.ソーラン節は踊ってはいけない!

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いきなり”踊ってはいけない!なんて

どういうことですか?というツッコミを受けそうですね。

どの学校でも”踊り”として覚えるのがソーラン節ですが

大事にしたいことは・・・ズバリ”労働”であることです。

ソーラン節の由来って?

まずはじめにソーラン節の由来をご紹介します。

  • ソーラン節は北海道民謡として生まれた
  • 江戸時代から昭和初期の寒い北海道が舞台
  • 出稼ぎ労働者が一攫千金を求めてニシン漁にやってくる
  • 故郷に残した家族のために男たちが命をかけて仕事をする

つまり

ソーラン節は過酷な労働環境の中で生まれた民謡であり

現代風にアレンジされて生まれたソーラン節(南中ソーラン)も

ニシン漁に基づいた動きが振付となっているので踊りではあるけれど

「労働だ!働いているんだ!」ということを意識することが大事なのです!

2.ソーラン節は誰もが男になれ!

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ソーラン節は漁師の物語に基づいて生まれたことは前述しました。

力仕事でもあったニシン漁では海に出るのは男の役目でした。

すなわちソーラン節は”男の物語”なのです!

大小様々な船に乗り漁師たちの息を合わせる船頭さんの声をキッカケに

「ヤーレン!ソーラン!」と叫ぶ男たちが主人公です。

何度も言いますが、、、、

男たちが家族のために働くのがソーラン節です!

ということは

  • 男子も女子も「労働する男」の気持ちを想像して
  • 過酷な労働環境の中で命をかけている男たちを想像して

ソーラン節に本気で取り組んでもらいたいですね!

3.ソーラン節は仲間が大事!

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1.と2.で何度も書いていますがソーラン節は「男の労働である」のです。

仲間たちと共に船に乗り労働する姿を描いています!

荒れ狂う波で海は危険!仲間たちとの息が合うこと=命を守ることです。

  • ニシン漁は集団で網を引いてニシンを獲る漁
  • 一人の動きが乱れると全員の命が危険に晒される
  • 何十人の男たちが「ヤーレン!ソーラン!」の声で同調する

1隻の船を男たちが動かして漁をしていくのです。

仲間たちと一緒に労働する=仲間たちと一緒に踊ること

この気持ちを忘れないで踊ることが重要!

4.ソーラン節は腰を下げるな!

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ここからはソーラン節の動きについて解説します!

ソーラン節”あるある”ランキングがあればきっと上位にくるだろう

「ソーラン節は腰を下げろ!」

という指導方法、、、、は絶対に辞めましょう!

なぜならば腰を下げる動き=ひざをかなり深くまで曲げる動きであり

ひざを曲げる動きは発育途中の小中学生にとっては負担が大きいのです。

  • 身長が伸びる時期の子どもにとって骨はもろい状態
  • 筋肉が発達していないため骨に負担がかかってしまう
  • オスグッドなどの傷害を抱える危険性がある

もちろん全ての子どもができないとは言っていません。

筋力・柔軟性が高くて関節可動域が広い場合は痛みにならないこともあります。

モリモリ博士の”腰を下げてもいい基準”は下記のいずれかが該当していることです。

  1. 日常的(週3回以上)にスポーツ活動をしている
  2. 身長が親よりも上回っている

教える先生たちも子どもたちには無理させないでくださいね!

腰を低くしなくてカッコいいソーラン節に仕上げることは絶対にできますから!

5.ソーラン節は本気が感動をつくる!

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最後は、、、「本気」についてです!

ソーラン節に限った話ではないですが

今からお伝えすることは舞台で踊りでも演劇でも歌でも当てはまると思います。

「本気」の作り方はズバリ、、、

  • 間違っても間違っていないと魅せること
  • てへえへを絶対にしない
  • キョロキョロしない
  • 最初から最後まで全力を出し切ること

以上です。

それぞれを解説すると、、、

「間違っても間違っていないと魅せること」はそのままです!笑

ぶっちゃけ間違ったっていいんです。

でも間違ったときに「間違った」ことを見ている人に気づかれないようにしましょう!

2つ目の「てへえへを絶対にしない」にもつながりますが

間違ったときに恥ずかしい気持ちになると「てへえへ」となってしまいます。

これは見ている人が一番冷めてしまう行動なので絶対にしないようにしましょう!

3つ目の「キョロキョロしない」は間違った時のてへえへとも異なり

  1. 踊りはじめの整列時
  2. 踊っている途中の隊列移動時
  3. 踊り終わったときの静止時

などに目線を「キョロキョロ」させることは絶対にNGです。

見ている人は冷めてしまいますし、キョロキョロはかなり目立つので全体の踊りのクオリティを下げてしまいます!!

4つ目の「最初から最後まで全力を出し切ること」は踊りのうまさや体力のことを言っている訳ではなくて、気持ちを切らさないことを意味しています。

踊るコツのなかで紹介した1〜3の部分でお伝えした内容を忘れないことが一番重要です!

少数で踊っても、数百人で踊っても、ソーラン節の物語を理解して踊ることが「感動」を生み出します!

 

以上!

5つの踊るコツを意識して指導!練習!をしてくださいね^0^

 

教える先生にとって少しでもタメになる情報をこれからも発信します!

次のブログ投稿もお楽しみに〜!

 

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